弊社では、産業廃棄物である建設汚泥の受け入れを行っており、リサイクルプラントによって工事現場で発生した建設汚泥から「改良土」「再生砂」を生産し、再生資源として甦らせます。
これら再生資源の有効利用を促進し、循環型社会の形成を目指したリサイクル事業を展開しています。
建設工事現場から汚泥運搬車で搬入された建設汚泥を汚泥受け入れピットに貯留します。受け入れに先立ち、排出事業所である建設業者から、発生する建設汚泥の性状分析シートを提示してもらい、有害物質等が含まれていないことを確認します。
投入重機により汚泥受け入れピットの汚泥をトロンメルに投入し、大きいゴミ、異物、石、砂を分離します。ゴミや異物は『最終処分場』に依頼して埋立処分します。
トロンメルからサイクロン-ハリケーンに送り、汚泥に付着するゴミ、砂を磨き落とします。
振動スクリーンを通過した汚泥をゴミ取り機で分離されたものが再生砂利となります。
振動スクリーンを通過した汚泥を砂取り機で分離されたものが再生砂となります。それら以外の細粒分を含んだ泥水は貯留ピットに送られます。
泥水貯留ピットの汚泥に、薬を混ぜ汚泥が沈殿しやすい様にした物を水中ポンプでシックナーに搬送し、沈殿汚泥と余剰水に分離します。
余剰水は処理水ピットで中和処理した後、放流水質基準以下に調整して放流します。
シックナーの底部に沈殿した沈殿汚泥をポンプでフィルタープレスに送り、脱水ケーキと呼ばれる含水率50%程度のものにして、ストックヤードに保管します。
フィルタープレスからの排水は泥水貯留ピットへ戻ります。
脱水ケーキを原料ホッパーから投入し、ベルトコンベアーで3軸解砕機(中解砕仕様)に送り、混練りします。
混練りした汚泥に固化材を定量供給機で混合し、ベルトコンベアーで3軸解砕機(細解砕仕様)に送り再度混練りします。
混練りした汚泥をベルトコンベアーで造粒トロンメルに送り、粒径(粒の大きさ)毎に分けられ改良土となります。改良土は一度ストックヤードに保管し、養生した後、製品として出荷します。
建設汚泥を分級・脱水処理した物(脱水ケーキ)を造粒固化する事により製造した再生土。
建設汚泥を分級・脱水処理する過程において、振動スクリーン及び砂取り機を通って洗われた、0.075mm~5mmの洗い砂。
・建設工事における工作物等の埋戻し材料として利用が可能です。
・愛知県において「再生資源活用審査制度」への届出を完了しています。
近年、工場等で排出、発生する産業廃棄物が再生品として流通、使用されるのに際して、生活環境保全上の問題が生じる事案が相次いで発生した為、再生資源やこれを原料として製造した再生品を販売する際に、事前に愛知県が届出を受け、環境安全性等を審査する制度です。